【AlgoX・AI研修ご支援事例】デイリースポーツ案内広告社×AlgoX
受講社員がリーダーとなり全社的なAI活用/DX推進の取り組みが加速、月340時間以上の業務時間削減を実現
Sep 30, 2025

(左から)
株式会社デイリースポーツ案内広告社 マーケティング室兼経営戦略室 執行役員 三浦 優介 様
株式会社AlgoX AIソリューション事業部 事業部長 古田 湧介
株式会社デイリースポーツ案内広告社 代表取締役社長 浜田 貴弘 様
株式会社デイリースポーツ案内広告社 マーケティング室 執行役員 野村 哲平 様
株式会社デイリースポーツ案内広告社 経営戦略室 課長 中島 一郎 様
Summary
株式会社デイリースポーツ案内広告社は、DXやAI/データ活用による業務効率化と顧客への提案力向上を通じて、2035年までに売上200億円・顧客継続率100%を達成するという大きな目標を掲げている。
AlgoXは、デイリースポーツ案内広告社の目標達成に必要なDX推進やAIリテラシー向上を支援するため、同社の社員約40名を対象とした10時間にわたるAI研修と、全社的なAI活用推進のための伴走支援を提供した。
研修は、Geminiなどの生成AIツールを実際に使用するワークショップ形式で実施され、「業務効率化や顧客への提案力の向上につながる実践的な活用方法を学びたい」というニーズに応えた。
課題
2035年までに売上200億円・顧客継続率100%を目指すというビジョンを達成するためには、経験と勘に依存した従来のやり方では限界があり、全社員がAIを使いこなし、業務のあり方を抜本的に変えていく必要があった。
しかし、社内に体系的なAIの知識や活用リテラシーがないため、危機感や焦りを感じていた。そのため、まずは全社員が基礎的な部分も含めてAI活用に関する正しいリテラシーを身につけることが必要不可欠だと考えていた。
取り組み
AlgoXに研修を依頼し、社員約40名を対象に10時間のAI研修を実施。単なる知識習得に留まらず、Geminiなどの生成AIツールを実際に使うワークショップ形式で、業務での実践的活用を重視した。また、研修未受講者を含む全社員にAI活用を浸透させるための伴走支援も実施した。
AlgoXの選定理由は、AI活用の必要性を大きく感じていたもののどう進めれば良いかわからないという当社の危機感や焦りを一番理解してくれたこと、カリキュラムが実務を想定した業務改善に直結する内容であり「課題解決を起点とする」という当社のビジョンと親和性が高いと感じたことにある。
成果と展望
AI研修を通じてAI活用のスキルを体系的・実践的に学ぶことができ、社員一人一人の仕事のスピードが上がり、研修実施の翌月から1人当たり月10時間以上の業務効率化に成功。
また、受講者が主体となって、全社員が使えるユースケース/プロンプト集の作成・共有による全社的なAI活用の推進、社内に蓄積された知識/情報をもとに顧客への提案を瞬時に作成する仕組み作りなど、全社を巻き込んだ様々な取り組みが開始されている。
顧客の課題を真に解決するパートナーになることを目指す総合広告会社である株式会社デイリースポーツ案内広告社。同社は、2035 Vision(2035年までに売上200億円・顧客継続率100%を達成する)という高い目標を実現するために、DXやAI/データ活用による業務効率化や生産性向上が不可欠であると考えていました。
AlgoXは、同社から、この目標実現の第一歩として、社員に対して生成AIの活用方法を実践的に学ぶことができるAI研修及び全社的なAI活用の推進に向けた伴走支援のご相談を頂きました。
この相談を受け、AlgoXは、約40名の同社社員に対して10時間にわたるAI研修及び社内での生成AI活用推進に向けた支援を行いました。「研修受講者だけでなく全社員がAIを使いこなせるようにしていきたい」というご要望に応じ、研修を通じた受講者のAI活用レベルの底上げに加えて、全社的なAI活用の推進に向けた伴走支援も実施しました。
今回は、当社の研修を受講いただいた浜田社長、野村執行役員、三浦様、中島様に、AlgoXのAI研修を受講された感想や成果、今後の展望について、お話を伺いました。
高いビジョンを実現するためには、DX推進やAI活用が不可欠だった
ーまず、今回のAI研修も含めて、貴社が積極的にDX推進やAI活用に取り組むことになった理由・きっかけは何でしょうか。
浜田 2018年頃にSFA(営業支援システム)を導入したことがDXの始まりでした。導入の目的は、業績を向上させることはもちろんですが、それにとどまらず、顧客への提供価値や社員の働きやすさをデータ活用によって高めることでした。
また、昨今生成AIが盛り上がる中、現場社員からも、DXやAI活用を通じて現場社員の待遇を改善したい、顧客にもっと喜んでもらいたいというアイデアや要望が多く出ていました。
そして、DXやAI活用が当社にとって必要不可欠である最大の理由は、当社の目標である「2035 Vision」(2035年までに売上200億円・顧客継続率100%を目指す)を達成するためです。これまでは、主に経験と勘に基づいた手法で右肩上がりの成長を続けてきましたが、2035 Visionのような高い目標を達成するためには、従来のやり方では限界があると感じていました。
生成AIは、インターネットやスマートフォンと同等以上のインパクトを持つ技術です。全社員が生成AIをうまく使いこなして、大幅な業務効率化と顧客への提案力向上を図ることが、2035 Visionを実現するために不可欠であると考えています。

株式会社デイリースポーツ案内広告社 代表取締役社長 浜田 貴弘 様
ーそのような中、外部のAI研修サービスを利用しようと判断されるに至った経緯を教えてください。
三浦 DX推進やAI活用を進めようとしても、社内にAIリテラシーや体系的なノウハウが不足していました。生成AIを活用して当社のビジョンを達成するためには、何よりもまず、社員全員が基礎的な部分も含めてAI活用に関する正しいリテラシーを身につけることが必要不可欠でした。
これが、AI研修を実施しようと判断するに至ったきっかけです。社内にAIに詳しい人材もいなかったため、外部の専門会社が提供している研修サービスを利用しようと考えるに至りました。

株式会社デイリースポーツ案内広告社マーケティング室兼経営戦略室 執行役員 三浦 優介 様
ー数あるAI研修サービスの中で、AlgoXの研修サービスを選んでいただいた理由を教えてください。
野村 AI研修を受講するにあたり、複数の研修サービスを調べていました。その中でもAlgoXは、「AIを積極的に活用していかなければ」という危機感を感じていながらも「知識がなくて何をすべきかわからない」という当社の状況を最も理解してくださったと感じています。「どうしたらいいかわからない」というゼロベースの状態から相談させていただけたことが非常にありがたかったです。
また、カリキュラム内容も、単なるプロンプトスキルや一般的な知識にとどまらず、実務を想定した業務改善に直結する内容であり、「課題解決を起点とする」という当社のビジョンと親和性が高いと感じました。AIはあくまでツール/手段に過ぎず、AIを使って業務を改善し課題を解決することを重視している点が同社のニーズと合致していました。

株式会社デイリースポーツ案内広告社 マーケティング室 執行役員 野村 哲平 様
ー今回の研修は、社長の浜田様にも全回出席いただきました。実際に当社のAI研修を受講された感想を聞かせてください。
浜田 研修を受ける前は、AIが返す回答とGoogleで検索することの違いもよくわかっていませんでしたが、研修を通じて、AIは単に情報を羅列するだけでなく、自分が期待する最適解を教えてくれているような形がしていると感じました。AI活用によって当社が飛躍的に成長できるという手応えを感じました。
また、すでに積極的にAIを活用している社員がいることを認識し、これを全社員に導入することで、会社の生産性向上やお客様への提供価値の向上を実現できると確信しました。研修を通じてAI活用の可能性と会社全体としての現在の立ち位置を把握できたことが最も良かったと思います。
中島 研修を実施して特に良かったのは、受講した社員のAI活用レベルを平準化できた点です。AlgoXの研修は演習がメインで構成されており、受講者が作成したプロンプトを共有したり、グループワークをする時間が設けられたため、社員同士がお互いのAI活用レベルや活用方法を共有する機会を得ることができました。これまでは個々の社員が自己流でAIを活用していましたが、受講者を中心に、会社全体でもっとAIに関する情報を共有し、積極的に活用していこうという気運が高まりました。

株式会社デイリースポーツ案内広告社 経営戦略室 課長 中島 一郎 様
研修受講者が中心となって、生成AI活用を浸透させていく取り組みが進められています
ー実際に、研修を受講する前と後でどのような変化がありましたか。
野村 研修を終えた後、受講者がリーダーとなり、AIを活用した2つのプロジェクトが動き出しています。一つは、営業活動のスピードと精度の向上です。研修の中で、提案書作成や商談議事録作成など営業での業務を想定した具体的な活用方法を学んだことで、顧客へのヒアリングから提案アイデアの抽出、そして実際の提案に至るまでのスピードと精度が高まってきています。
もう一つは、マーケティングセクションにおいて持っている社内情報/知識活用の効率化です。AIを活用することで社内の情報を取り出しやすくなり、社内に蓄積された知識やノウハウを有効活用するための環境が整い始めています。
ー全社員がAI活用スキルを習得するためには、研修を受講いただいた社員以外の方に、いかに研修で学んだノウハウを横展開できるかが鍵となります。この点に関しては、研修開始当初からご相談いただいておりましたが、どのような取り組み/成果につながっていますでしょうか。
中島 AlgoXから提案いただいた、全社で使えるユースケース/プロンプト集の作成/共有の取り組みがスタートしています。研修後にいただいたユースケース/プロンプト集をベースに、当社の業務に特化したユースケース/プロンプト集を作成し、全社的に広めていこうという取り組みです。AlgoXから具体的な展開の方法/ロードマップも示していただいたことにより、研修受講者が中心となって、各部署で使えるユースケース/プロンプト集の作成及びそれを浸透させていく取り組みが進められています。
ー研修を通じて受講者に習得いただいた知識/スキルを他の社員にも展開し、全社的なAI活用スキル向上を実現するために、今後も伴走支援させていただければと思います。
さて、研修を終えた今、今後の課題や取り組んでいかれたいことはありますか?
浜田 最大の課題は、全社的なAIリテラシーの拡大・向上です。今回の研修の参加者は、自ら手を挙げて積極的に研修の受講を希望した社員であり、全社員の3分の1ほどの人数にとどまっています。
一方で、今回の研修を受けていない他の社員の中にはAIをほとんど活用したことがない人もいます。活用したことがない人こそAIリテラシーを高めないと、真の意味での顧客への提供価値向上は実現できません。そのため、このような社員のAIリテラシーをいかに底上げしていくかが重要な課題となっています。
全社員のAIリテラシーを高めることこそが、真の意味でお客様への提供価値を上げること、社員が本来やるべき仕事(アイデア創出や人間力が必要な仕事)に時間を作れるようにすること、この二つを実現し、当社が飛躍的な成長を遂げるための鍵であると考えています。
中島 単なる効率化にとどまらず、独自の価値を創出することで競争優位性を高めていく取り組みも必要であると感じています。現状のAIではオリジナリティを出すことが難しいと感じています。現在、社内に蓄積されたノウハウ/データは、整理されずに散在しており、社員は、埋蔵金を発掘するかのように人づてに聞いたり探しに行ったりしています。
BoxやSalesforceにある流動的な社内データと生成AIをどのように組み合わせ、ユニークさやオリジナリティを出していくかが、広告会社としての提供価値をさらに増やしていく上で非常に重要なポイントであると考えています。
AIと人間力を掛け合わせることで、競合他社には代替できない独自の強みを構築することを目指しています
ー今後中長期での展望を教えてください。
浜田 中長期の展望の根幹には先ほどご説明したVision35があります。特にAIとの関係で重視しているのは、「コンサルタント 0 to 11」という考え方です。これは、AIの利便性をフル活用しつつ、AIでは担えない、「課題をゼロから見出して1につなげていく」力を養うというビジョンです。
当社は、AIはあくまで共存していくツールであるという考えのもと、AIと人間力を掛け合わせることで、競合他社には代替できない独自の強みを構築することを目指しています。
ー最後に、パートナー/お取引先様に伝えたいことはありますでしょうか。
浜田 従来の広告会社は、「課題解決型」というよりは、どちらかというと「課題対応型」の会社が多いという現状があります。単に言われたことに対応するだけで、結果にはコミットしないというものです。
しかし、当社が目指すのは、AI×人間力を活かして、顧客の課題を本当の意味で解決することです。今後も生成AIの活用スキル向上などを通じて、顧客に真の価値を提供するパートナーとして進化し続けていきたいと考えています。